『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』、『復活』などの名著を残した
ロシア文学界の文豪・偉人レフ・ニコラエヴィチ・トルストイというおじいさんがいます。
別に作品を書いた時はおじいさんではありませんでしたが、
82歳くらいで亡くなっているので肖像画がおじいさんなんです。
いかにも魔法を使えそうなくらいで、偉人だ、と思わされるような肖像です。
そのトルストイの『戦争と平和』の2巻の終わりの方で、気力がなくなり、
読書が完全にストップしてしまっているのですが、
ふと、机に転がっていた(失礼ですけど)、同じくトルストイの著した『人生論』という
前から読もうとしていて、最初のページから一向に進めなかった本を
なぜか手にとって見ました。
それで、最初のページは完全に無視して、途中から軽く読みました。
そこには死について書かれていましたが、
それをどうして恐れるのだろう、というようなことが書かれていて、
その死に対する恐怖というのは、実は偽りの生命に対する恐怖であり云々
とかなんとか難しく書かれていました。
つまり、死を恐れて自殺するのではなく、生を恐れているのだと言いたいのでしょう。
ぼくだってそうです。
だけど、この『人生論』は少ししか読んでないので、
この先、あるいは読むことになるかもしれませんが、
何か得られたらいいと思っています。
ぼくは死なんか怖くないけど……
というより、ぼくに死はない。
だって、自分が死んだとき、「あ、俺死んじゃった」なんて思わないだろうし。
だから、怖くない。
本当に怖いのは、生きることなんだ。
本当に勇気のいることは、生きることなんだ。
きっと、難しく書かれた本にも、そういうことが書かれているのだと思います。
『人生論』に関しては、ほんの2、3ページ読んだだけなので、
解釈どころではありませんが……
昨日というか、今日、友人からメールで
世の中捨てたものじゃないだろ、と励まされました。
ありがとう。
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