プルーストの『失われた時を求めて』という小説は、
『ユリシーズ』と並び、20世紀を代表する小説とされています。
13巻もある時点で、読破が難しく、読み堪えがあることがわかります。
そもそも読破した人がそれほどいるとは考えられません。
何が20世紀の代表なのだ、というか、誰が決めたんだ、と思います。
その小説に僕は挑もうとしています。
その上で、20世紀を代表する小説たるものなのか、僕が決めようと思います。
その前に『戦争と平和』を読破しなければなりません。
この小説も2巻の後半まで来ていますが、まだまだ時間が掛かりそうです。
『失われた時を求めて』を20代のうちに読破できるかどうか微妙です。
それを読んだら、きっと同じく20世紀の代表である『ユリシーズ』を読みたくなるに違いありません。
大体、『ユリシーズ』なんていう題名からして、僕は興味があるんですよ。
内容はホメロスの『オデュッセイア』のパロディということですが、
そんなことは関係ありません。
ユリシーズという響きにどこか懐かしさを感じます。
その理由は、あまり事物に関心を持たずに生きてきた僕なので、よくわかりません。
ただ、漠然とした懐かしさを感じます。
ピッコロが修行場所を故郷と環境の近い場所にしたように。
その懐かしさの理由は、『失われた時を求めて』の中でのように、
紅茶にマドレーヌを浸した香りから、思い出されるかもしれません。
匂いから記憶を呼び覚ますという、まさにプルースト効果により。
しかし、現在、全訳として販売されている『ユリシーズ』は、
誤訳・悪訳が多いらしく、信頼できる代物ではないらしいです。
逆にすでに購入している『失われた時を求めて』の全訳は、
読みやすく、信頼できるらしいです。買ってよかった。
『ユリシーズ』を衝動買いしなくてよかったと思っていますが、
別の全訳が出ることを願うばかりです。
ああ、明日は久しぶりに心療内科に行こうと思います。
人ごみに紛れると、苦しくなる症状を治したいと思います。
それにヤク…いや、精神安定剤が少なくなってきたので、
また買わないと不安です。
久しぶりだなあ、嫌だなあ。
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