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旅人の病記

自分に負けないように。

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多摩川線に揺られ

寝付けぬことを悔やむよりも、寝付けぬ精神状態を作り出す、

資本主義、先進国である日本に生まれた宿命を悔やみたいのだけれど、

生まれる場所など選べないのですから、結局悔やむことなどできません。

一つ瞬けば、暗く、二つ瞬けば、まだ暗い、

三つ瞬けば、薄暗く、四つ瞬けば、明るい、

瞬きから瞬きまでの間には、それぞれ20の短い瞬きがあった。

その瞬き一回のうちに、ぼくは見知らぬ人と逢ったり、

古くからの友人に逢ったり、とてつもなく巨大な何かを見たりしていた。

そして、9時頃に眼が覚める。



後に控えた予定のために、心臓がドキドキとして、酷く不安で、

吐き気がしました。

そのため、久しぶりに精神安定剤を飲みました。



お風呂に入ったり、髭を剃ったりして、外出の準備をしました。

外出直前に、また気持ちが悪くなってしまったので、

もう一粒精神安定剤を飲みました。

結構、効果があったような気がします。

東急多摩川線に乗り、『戦争と平和』を読んでいると、

すぐに蒲田駅につきました。



在庫管理のアルバイトの面接に行ってきました。

ぼくともう一人の応募者がいるだけでした。

確か、大量募集を掛けていたので、もっといると思いましたが……

その会社の事務所の中は、なんだか掃除機の臭いがしました。

ぼくたちは、掃除機の中で面接されているようでした。

面接結果は来週月曜日に分かるらしいです。

楽しみだなあ。

でも、やっぱり嫌だなあ

ああ、精神安定剤を飲もう

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明日晴れても、こころは曇り

最近、毎日吐き気がするので、食欲がありません。

でも、食べないと、ガリガリになってしまうので、

我慢して食べています。

そのため、今にも吐きそうになるのですが、

そんな時は寝てしまいます。

寝ゲロが心配ですが、今のところ大丈夫です。

ただ、起きた時に酷く気分が悪いです。悪循環。



横浜に戻ってきて、まずやることは仕事探しでした。

昨日はネットで少し探しましたが、移動の疲れもあり、途中で断念してしまいました。

今日は、コンビニに求人誌を貰いに行きましたが、

求人誌が一つもありませんでした。

仕事がないんだなあ、と小学生のような単純な感想を抱えて、

水道代を払っただけで帰って来ました。



仕方なく、ネットでお仕事を検索しました。

仕事がないと言っても、結構あるな、と思いました。

ただ、ほとんどが女性の活躍する仕事でした。

例えば、ケータイ販売員とかです。

よく、電気店でコスプレをしているおねえさんです。

ぼくが出来る訳ありません。

選んでいる場合ではない、と言っても、コスプレは無理です。

どこにこんなごっつくて、毛深くて、ハゲたおねえさんがいるのでしょう。

そんな求人ばかりでした。



ガッカリしながら、勤務地を神奈川から東京に変更して検索すると、

なかなかできそうな仕事がありました。

商品の在庫管理みたいなことをする仕事です。

さっそく採用係りに電話しました。

すると、明日説明会と面接を行なうとのことなので、

行くことにしました。

なんでも、長髪、茶髪、ピアスなどは禁止らしいのです。

ぼくは長髪はダメだと言われ、

酷く不安に襲われ、手足が震えだし、

では、短髪すぎる、いや、スキンヘッドはどうなのだろうか、と

死にたくなるほど心配になって

「髪の毛がないのはダメですか?」と聞いてしまいました。

採用係りは「は?ない、と言いますと…」と言いながら笑いました。

ぼくは真剣に聞いたんだ。

真剣に話をしているのに、なんで笑われなければならないのだ。

まったく、失礼なヤツだ……

まあ、気にせず、明日は面接に行ってきます。

嫌だなあ

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どんよりとした街

どんよりとした街から戻ってきました。

どんよりとしているから、ずっと体調が悪かったです。

ある日は頭痛が酷く、ある日は胃痛が凄まじく、

ある日は酷く憂鬱で、笑うことも泣くこともできませんでした。

本当にどんよりしていました。



そんな街の中を歩いたり、景色を見たりすると、

酷く憂鬱になります。なりました。

どんよりと陰鬱な深淵に引きずりこまれていきました。



雨が降っていたから、どんよりしていたのではありません。

ぼくにとって、故郷はどんよりした街なのです。

雨が降れば、余計にどんよりするのは、当然です。



この一週間の間に、『戦争と平和』という小説を読む傍ら、

大江健三郎と川端康成の小説を少しだけ読んでみました。

大江健三郎の『新しい人よ目ざめよ』は最初の

『無垢の歌、経験の歌』だけを読みました。

それからペラペラとページを繰ったら、

最後から2ページ目と3ページ目が落丁していて、白紙でした。



あのページに写っていたはずの活字はどこへ飛んでいったのだろう。

どんよりした街から、逃げ出したのか、

いや、大江健三郎のしっかりとした文章が逃げ出すはずがないのです。

講談社のミスです。

今度、文庫本を買おうと思います。



川端康成の全集が家に眠っていたので、

その中の『片腕』という短編を読みました。

確かテレビで、筒井康隆がオススメしていました。

雨が降っていて、濃い霧が出ている描写が印象的な小説です。

幻想的で、情欲的にも感じられる、美しい文章で描かれています。

でも、ぼくの故郷の雨は、

故郷をより沈鬱で、どんよりとした街にするばかりです。

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帰省

明日から約一週間ほど、帰省することにしました。

働く気のない今、就職活動もしないのならば、

実家でのんびりとしていた方が、健康的なのかもしれません。

変な生活リズムに、酷い食生活のために、体調も良くありません。

自己管理の問題ですが、勝手気ままなために、自制しようとも思わなくなりました。

働いていた時期の自分が、いかに禁欲的だったかがわかります。



今月は、今後の生活に向けての節目の時期だと思います。

雇用保険の支給が終わろうとしているからです。

その割にまったく働こうとする気力がありません。

昔から、ぼくは追い込まなければ何もしない人間でした。

今回は、追い込まれていても、何もしないような気がしてなりません。

どうでもいいや、宇宙人がなんとかしてくれる、なんて誰かが言ってましたが、

ぼくも宇宙人になんとかしてもらいたい人間のうちの一人となりつつあります。

でも、ぼくの中では、

嫌だ、ぼくは一人でなんとかするんだ、

ぼくは、一人で立派に生きていくんだ、と思っている、もう一人のぼくがいます。

葛藤です。



2009年の不況を時代背景に、ぼくはたった一人で、

自分と戦っていきます。

皇帝か、しからずんば死か

いや、

就職か、しからずんば乞食か、です。

とにかく、この状態が一生続く訳がないんだ。

どこかでぼくは動くと思います。

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猫に体調の悪く

ドラゴンボール改は見逃しました。

まあ、サイヤ人編の見所は、ヤムチャが死ぬところなので、別に見逃してもいいです。



『戦争と平和』の一巻ももうすぐ読み終わります。

ちょっとだけ気力も戻ってきているので、

これから長い小説にどんどん挑戦できそうです。



気になる小説は、沢山あります。

ロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』、アレクサンドル・デュマの『モンテクリスト伯』、

ディケンズの『デイヴィッドコパフィールド』、プルーストの『失われた時を求めて』。

それから『カラマーゾフの兄弟』も新訳が発売されていますし、

キングの『ダークタワー』もまた読みたいと思います。

これらはすべて長い小説です。



外国の小説(特にロシア)は、登場人物の名前を覚えるだけで、時間が掛かります。

ぼくの読書のペースが遅いのは、もしかしたらそれが原因なのかもしれません。

同じページ数の本でも、日本人作家の小説なら、一日で読み終えるところを、

外国人作家の本だと、多分3~4倍くらいかかって読んでいます。

もともと読むスピードが驚くほど遅いので、外国人作家の小説を読むのは、

あまり効率がよくないのかもしれません。

それでも、読みたいと思うのは、やはり外国の話だけあって、

風景やその国の思想、時代背景などを思い浮かべられ、

どこか旅をしているような気分にもなるんです。

日本が舞台だと親近感が持てますが、旅行している気分になりません。

外国だと、自分の意識だけでも、海外へ飛ばせられるようで、楽しいです。



ぼくは、見た目(体格)とは程遠いほどデリケートな人間で、

遠出をすると、必ず体調を崩してしまいます。

小学校と高校の修学旅行は、酷く体調が悪かったので、楽しい思い出があまりありません。

だから、旅行をしたくても、

体調を崩してしまう、という不安がつきまとい、

出発前から、憂鬱になってしまいます。

そんな時、周りのバカみたいに健康で、どんなことがあっても体調を崩さない人が

羨ましいと思いました。

あまり、他人を羨むことはしませんし、したくもありませんが、

体調のことでは、頑丈な友人を羨ましく思います。



そんなぼくですから、読書というのは、体調を崩さない旅行のような感覚です。

だから、遠い外国の作品は好きですし、宮澤賢治だと世界観がまた違っていて、

不思議な気分になります。

旅する猫になった気分です。

旅費も格安です。



想像の中での旅行なので、ぼくは勝手に世界を作ってしまっていますが、

世界というのはそんなものなのだと思います。

人の数だけ世界というものがあります。

今ぼくは世界を好きなように見て回っていますが、

いつか本当の世界を見て回りたいなあ。

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プロフィール

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男性
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自己紹介:
"たびびと"です。
病気なんです。
疲れたシャボン玉なんです。
決して壊れる事がないのです。

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