寝付けぬことを悔やむよりも、寝付けぬ精神状態を作り出す、
資本主義、先進国である日本に生まれた宿命を悔やみたいのだけれど、
生まれる場所など選べないのですから、結局悔やむことなどできません。
一つ瞬けば、暗く、二つ瞬けば、まだ暗い、
三つ瞬けば、薄暗く、四つ瞬けば、明るい、
瞬きから瞬きまでの間には、それぞれ20の短い瞬きがあった。
その瞬き一回のうちに、ぼくは見知らぬ人と逢ったり、
古くからの友人に逢ったり、とてつもなく巨大な何かを見たりしていた。
そして、9時頃に眼が覚める。
後に控えた予定のために、心臓がドキドキとして、酷く不安で、
吐き気がしました。
そのため、久しぶりに精神安定剤を飲みました。
お風呂に入ったり、髭を剃ったりして、外出の準備をしました。
外出直前に、また気持ちが悪くなってしまったので、
もう一粒精神安定剤を飲みました。
結構、効果があったような気がします。
東急多摩川線に乗り、『戦争と平和』を読んでいると、
すぐに蒲田駅につきました。
在庫管理のアルバイトの面接に行ってきました。
ぼくともう一人の応募者がいるだけでした。
確か、大量募集を掛けていたので、もっといると思いましたが……
その会社の事務所の中は、なんだか掃除機の臭いがしました。
ぼくたちは、掃除機の中で面接されているようでした。
面接結果は来週月曜日に分かるらしいです。
楽しみだなあ。
でも、やっぱり嫌だなあ
ああ、精神安定剤を飲もう
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