アルバイトに行くと、狭い更衣室を占領するように、一人爆睡する青年がいました。
ぼくの行っている仕事は、今の時期、すごく忙しい時期で、連日勤務をすると、
寝る間もないほどなのです。
多分、更衣室で寝ていた青年は、オフィスに泊まりこんで、
また、勤務するつもりなのでしょう。
ぼくは、なぜか、その青年がとても哀れに思えて仕方がないのです。
やっぱり、世の中、お金が大切なのでしょうか。
ぼくにはわかりません。
もっと自分の体を大切にしてほしいと思うのです。
そうじゃないと、病気になってしまうと思うのです。
それとも、ぼくが弱すぎたから、病気になってしまったのでしょうか。
確かに弱い人間ですが、きっと、ぼくのような人々は沢山います。
ぼくの友達が、いくら強かったとしても、ぼくはその友達が心配です。
自分のことを心配しろ、と言われるかもしれませんが、
無理して欲しくないんです。
この資本主義社会において、
人々は健康とされていても、
何かしらの病気にかかっているのではないでしょうか。
そう思えて仕方がないのです。
無人島に行き、一人、悟りの境地に達し、
土に帰っていきたいなあ、と思うことが最近多くなってきました。
お金ってすごいですね、人を動かすんですから。
でも世の中、お金、お金って騒々しく思うのです。
ていうか、うるせえんだよ!
すみません。考えると、気持ちが悪くなってきます。
少し寝てみます。
なんだか、ぼくは欲というものに、食い尽くされてしまったような気がするんです。
お金は確かに欲しいです。
でも、ぼくは健康の方がもっと欲しいんです。
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