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旅人の病記

自分に負けないように。

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チゴイネルワイゼンで風邪を引く

友人に教えてもらったクラシックの曲で、

チゴイネルワイゼンという曲があります。

千住真理子さんというヴァイオリニストのCDに収録されていたので、

買ったわけであります。

そのCDの中には、ぼくの好きな『ロンドンデリーの歌』が収録されていたので、

即買いました。よく眠れそうな曲です。これは妹がよくピアノで弾いてくれた曲です。



『チゴイネルワイゼン』は、といえば、

この曲は情熱的な始まりを見せる、と説明に書かれていましたが、

ぼくには絶望的な響きに聴こえました。

それが次第に秋の寒空を、穴だらけの手袋をつけて、

その手に息を吐きかけながら歩いているような気分になります。

すると、変な人に話しかけられたり、

変なおばさんに罵倒されたり、

子どもに持っていた最後のりんごを奪われてしまったりします。

それで長い枯れ葉道を寂しく歩いています。



すると、街に出て、そこには大道芸人が人だかりを集めています。

大道芸人が集めている群れの中には、

さきほどの変な人や、変なおばさんや、りんごを盗んだ子どもも混ざり合って、

みんな楽しそうにはしゃいでいます。

仕方なく、自分もそれに混ざってみようか、というところで曲は終わりました。

こんなイメージです。

想像力欠如……



なんか、夏なのに寒いです。

風邪を引いてしまったのかもしれません。

すごく鼻水が出るんです。

やばいな。

明日はアルバイトなのに……

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ウォータームーン

昔、ぼくは長渕剛がとても好きでした。

今は、たまに曲を聴くくらいです。

ライブにも行ったこともない、煮え切らない人間です。

そんなぼくが、昔から買い込んだ長渕剛のCDやDVDは、

今でも大切に、というか、ほとんど腐って仕舞われています。



そんな中から、久しぶりに『ウォータームーン』という映画を観ました。

未だによくわからない映画なのです。

長渕演じる主人公竜雲は、お坊さんです。

お坊さんですが、宇宙人です。

子どもの頃、長野県の覇王岳で発見され、

お寺の住職(老師)のもとで大切に育て上げられた、国家機密の人物らしいです。

どうみても人間そのものなのですが、昆虫のような骨格をしていて、

それで自分で血液を作る能力がないようです。

だから、ちょっと忘れましたが、何年かに一度、3ヶ月は血液を投入するために

入院みたいなことをします。それも国家機密なので、変な施設で行なわれます。



ある日、竜雲(りょううん)は、お寺を逃げ出して、東京にやってきます。

そこで、サバイバルゲームをやってる連中とトラブルになり、

ナイフで腹を刺されてしまいます。

でも、宇宙人だから、すぐには死なないんです。

国家機密を知る警察は、それを受けて動き出し、りょう雲を捕まえます。

それで死ぬ前にりょう雲を解剖しようとします。

その際に、今まで話しませんでしたが、

松坂慶子演じる盲目の女性に「自分の目をやってください」と頼みます。

で、医者みたいな人が「宇宙人のものが、人間に適応するはずがない」みたいなことを言います。

それで、構わず解剖が行なわれようとします。

そして、りょう雲は、怒って暴れて、医者や警察をボコボコにして、

(多分死んでます。出血の勢い的に)

逃げ出します。

逃げ出して、変な施設の輸血用血液が置かれている部屋の前まで来て、

とうとう座り込んでしまいます。



そこで、なぜか理由もわからず老師が登場します。

変な施設にどうして、老師が……よくわかりません。

が、ここで、りょう雲は老師に向かって叫ぶシーンがあるんです。

「どうして人は真面目に生きることがバカバカしく思えるんですか!」
「どうして俺は幸せを感じることができないんですか!」
「どうしてあの人(松坂慶子)は、目が見えないんだ!」
「どうしてデカイ面した東京は俺を受け入れないんですか!」
「俺は何も悪いことしてないのに、ふざけんじゃなえぞ、バカヤロー」

「老師、俺は死ぬんでしょ?怖いよ、怖いよぉ」
「でも、俺はジタバタしたくないんだよ!」

正確ではありませんが、このようなセリフを叫ぶんです。

それにすごく心を動かされて、ぼくはご飯を食べていたんですけど、

涙が溢れてとまりませんでした。

「どうして、俺を受け入れないんですか!俺は何も悪いことしてないのに、ふざけんじゃねえ」

と就職活動をしていた時期、病気のことを言うと、顔色を変えたり、

精神的に弱いんだ、とバカにした言い方をしたヤツらのことを思い出して、

すごく悔しいのが、映画のりょう雲の心と重なって、

泣いてしまいました。




ぼくは、悔しかったんです。今日も、今でさえも。

その悔しさを胸に、これから動こうとしているんだ。

みんな、何かしら悔しいことがあると思います。

ぼくだけじゃない。

でも、悔しいものは悔しい。

ぼくの悔しさがある。



ぼくは、悔しいんだよ!

ジタバタなんてしたくないけれど、ぼくはジタバタしてしまうんだ!

バカだから仕方がないんだ!

それが、今日を生きるぼくの生き方なんだ!



今日、これから医者に行ってきます。

明日からバイトだから、薬も貰って、体調も整えないといけません。

一生懸命、ぼくは生きます。

死ぬまで、生きます。



すべてが水に映る月、すなわち叶わぬ夢と知りながらも、

それに向かって儚く突き進む人間にこそ、美しさがあります。


これは映画の中でりょう雲さんも言ってました。

一生懸命、たとえダメでも、ぼくはやりたいことをやるんだ!

その時、今出来る限りに一生懸命、真面目にやります。

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サイドライン

前にも書きましたが、ぼくの愛読書は三島由紀夫の『若きサムライのために』です。

その本にサイドラインを引くのが、唯一の趣味だということも前に言いました。

そのことなのですが、サイドラインに次ぐサイドラインで、

何が重要で、何が気に入った文章なのか、段々分からなくなってきました。

重要そうな文章には赤、気に入った言葉には青、といった色使いをするつもりが、

めちゃくちゃな色使いになってしまい、

あれ?この文章にこの色の線か……と一瞬無駄に困る時間があります。

なかなか、難しいですね、サイドライン。

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勘違いから始まる

バイトの時間を勘違いして、

みんなが集合している頃、

ぼくは、睡眠薬をMAXで飲んで、眠りに落ちていました。



「今日の仕事は22時45分だ」

そのつもりで20時頃に起きて、

ご飯を食べていると、

社員さんから電話があって、

唐突に「どうした?」

と言われてびっくりしました。



仕方なく、別の仕事場に行けるように調整してもらって、

ぼくは、ぼくの勘違い通り、22時45分にオフィスへ向かったのです。

そして、電車の中で酷く苦しくなってしまいました。

蒲田駅に到着して、オフィスに電話しました。

「今日はダメそうです。でも、話があるのでこれから向かいます」



オフィスに入ると、社員さんは、忙しそうにPCに向かっていました。

ちょうど、これからの時期が忙しいんです。

だから、奥の席で坐って待ってて、と言われました。



奥の席で坐っていると苦しさがMAXになって、

手と顔から首にかけたところが痺れてしまいました。

軽い過呼吸です。



社員さんが来るまで結構な時間が掛かったので、

マスクを手で押さえて、呼吸を整えました。

紙袋ってどこに売ってるのかな?



社員さんには、病気のことを伝えてなかったのです。

持病のことを話すと、納得してくれました。

そして「やめる」or「日数を減らす」ということを言われたので、

ぼくは、出勤日数を減らして、一生懸命やってみます、と言いました。

出勤は、一日置きくらいで、主治医がいる木曜と土曜は必ず休みにしてもらいました。

週3日~4日程度です。

これで頑張ってみようと思います。



ああ、なんか気力が今はないなあ

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身投げ

日に二度、蒲田から歩くことになるなんて思ってもなかったです。

今日は、酷く体調が悪くて、人を嫌悪して、凶暴な心が今にも表に出そうなくらいでした。

そのために、アルバイトを途中で抜けて、また歩いて帰ってきました。

朝、歩いて帰ってきたばかりなのに、

夜も歩きました。

お陰で股ずれが痛いです。



多摩川の丸子橋を渡っている最中、前をもう一人の自分が歩いていました。

その自分が橋から身を投げて、死んでいきました。

あの自分が一体何者だったのか。

それは、きっと狂気です。

今はそう思うようにしています。



ぼくは、今日を生きます。

今日、生まれて、今日死んでいく。

今日の自分は、狂気でした。

こんな日もあるさ、と軽く身を投げ、その自分は、下流に向かって、

軽く流されていきました。



少し寝て、落ち着いたので、日記つけておきます。

今日を生きる男、旅人

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プロフィール

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たびびと
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男性
職業:
病気
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読書
自己紹介:
"たびびと"です。
病気なんです。
疲れたシャボン玉なんです。
決して壊れる事がないのです。

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