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旅人の病記

自分に負けないように。

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薬の量

身長175cm 体重77kg

一般成人男性としては、少し大きい方だと思う。

ことに体重の方は。

だからかもしれませんが、薬の効果が薄いのです。

精神安定剤も一般人の量では、効きません。

だから、今日は先生に相談して、すべての薬の量を2倍にしてもらいました。

これで安心できるという訳ではありませんが、

なんとかやってみれる気にはなっています。

今日だけは。

明日なんか信じてないから、今日だけです。

今日ダメなようなら、薬を3週間分すべて飲んでやってもいい。

そのくらい明日なんてどうでもいいです。



今日だけです。

ぼくが生きるのは。

明日なんて死んでいようと、白骨していようと、どうだっていいです。

今日だけを生きるんです。

これって、大切なことだと思います。

死ぬにしても、生きる希望があるにしても。



ぼくは至ってノーマルな思想の持ち主ですが、

やはり今日一日を自分の出来うる限りの力を振り絞ることことが、

本当に生きていることなんだな、と思うのであります。

たとえ力尽き、雨の降るアルファルトに倒れ、叩きつけられようと。



でも、やっぱりバイトは人と少しは接するし、

本当に嫌だなあとと思います。

死にたいな、と思います。

バイト中にとてつもない巨大な看板が倒れてきて、

ぼくを押しつぶしてくれないかな。

それも中途半端なものじゃなくて、

本当に1000兆トンとかの看板。

それ以下だと耐えられそうなのです。

そのくらいのトレーニングはしているし、

事故っても、なかなか死ななそうなんです。



嫌だなあ、バイト

死にたいなあ


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ライナー・マリア・リルケの『自殺者の歌』という詩の中にこんな一節があります。


 人々は私に匙を差しつける
 あの生命の匙を
 いいや、私は、私はもういらない
 私に私を捨てさせてくれ。



自殺を決意した人間に、人々は「死ぬな」と言うのでしょう。
それをリルケは「生命の匙」と表現しています。
その匙を差し向けられても、彼は「もういらない」と拒否しています。
ぼくは、その気持ちがわからなくもないのです。

「生きろ、生きろ」と言われても、
ぼくはもうこの世に飽きているのだ。
君たちは確かに生きろというけれど、
それは君たちが生きたいから言える事なのだ。
ぼくは死にたいのだ。
ここに思考の違いがある。
ぼくの決意は固く、君たちだって生きたいことに変わりはないはずだ。
だから、いくらこれが論争となろうと、解決の余地はない。
ぼくにいくら「生命の匙」を差し向けようと、ぼくは受け取らない。
君たちは生きることを最善としている。
それは君たちにとって正しいことなのだ。
一方、ぼくは死を最善と考えている。
これもぼくにとって正しいことなのだ。
どちらも正しい。
ぼくはぼくにとって正しいことをする。
だから、もうぼくに「生命の匙」は必要ない。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

詩は小説と違って短い。
その短さの中に、小説にも勝るほどの意味があるように思えるのです。
ぼくは、その詩に、作者の魂を見るのです。
そして、作者を自分と重ね合わせることによって、
見えてくるものがあるのです。
人はそれを解釈というのでしょう。
魂から紡ぎだされた詩がどんなに美しいことか。

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プロフィール

HN:
たびびと
性別:
男性
職業:
病気
趣味:
読書
自己紹介:
"たびびと"です。
病気なんです。
疲れたシャボン玉なんです。
決して壊れる事がないのです。

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