アルバイト帰りにまた歩きました。
これからずっとそうするつもりでいます。
電車に乗るのはやっぱりまだ抵抗があるし、
それに交通費がちょっとのものですが、儲かります。
帰り道、丸子橋を通っていました。
多摩川は暗く、光で照ってはいましたが、よく見えません。
それより、小杉あたりに立っているマンション群や、高いビル群が光を放ち、
ああ、ここは都会なんだな、自分は都会に住んでいるんだな、と思いながら歩きました。
丸子橋に差し掛かった時です。
パチパチという音が聞こえました。
パチパチかビシビシか表現のしようがありませんが、
ぼくはパチパチということにします。
そんな音が橋を渡っている間中響いてきました。
向かいから一人の人間が歩いてきました。
その人とすれ違ってから、そのパチパチという音が消えました。
耳を澄ましても聞こえません。
それよりは、橋を通る車の音だったり、ジョギングをする青年の息遣いだったりが
気になって、もうあのパチパチという不思議な音は聞こえなくなりました。
もしかしたら、昨日の続きではないですが、
ブレイクの詩にある天使が、
眼に見えないところで祝福を注いでいたのかもしれませんね。
これから、アルバイトです。
やっぱりとても怖いのですが、一生懸命やろうと思います。
今日はもう何日経っただろう。
8日目くらいなのですが、まだうまくできません。
怒られるかもしれません。
泣いてしまうかもしれません。
でも、一生懸命ならいいと思うのです。
そんな時、眼に見えず、祝福をいただけたらうれしいな、なんて思います。
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