探し物はなんですか~♪
なんて歌ありましたよね。
誰の歌でしょう。井上陽水でしたっけ?
探し物はフォークナーの短編集なんでしたぁ。
最初の一編を読んで、放り投げておいたのですが、
ちょっと気になって探してみると、これがない!
最近、文庫本を整理したりしたので、なかなか見つかりませんでした。
なんでフォークナー短編集?
『サンクチュアリ』というフォークナーの小説を買ってきたので、
同じ著者の作品は近くにおいておこうと思ったんです。そうです。そうだからです。
それにしても、よくもまあ、読むかもわからないものを次々に買ってくることやら。
これも近くに図書館がないせいだー
相変わらず浪費癖が出てしまうぼくです。
よかったブランド品とかじゃなくて。
旅人私立図書館には、日々蔵書が増えていく一方です。
えーと、確かテキトウ男K君には宮澤賢治の『風の又三郎』を貸していて、
大胆不敵な読書家M君には
『グレート・ギャツビー』『ティファニーで朝食を』『審判』を貸し出していたはず。
あまり会う機会がないので、返ってこない可能性もありますけど、
それはそれでいいんですよね。
読まれずに腐っているより、読んでくれる人の手に渡って、ちゃんと読んでくれたら。
テキトウ男K君に貸した『風の又三郎』に収録されたもののうち二編(『ツェねずみ』『クンねずみ』)は、
その場で朗読してあげたのですが、彼はビールを沢山飲んで、
気持ちよさそうに聴いていると思ったら、
そのうち規則的な呼吸が聞こえ始めて……テキトウな男です。飲んだ暮れです。
それ以降、彼はぼくの貸した本は読まず、谷崎潤一郎氏とか、三島由紀夫氏とか、
その当たりにちょこっと手をつけているようですが……
物語の中では又三郎は田舎の学校に風のように現れた少年であり、
現実では本としてぼくの手元に現れた、そして、両者とも風のように消えていった。
現実と物語が同じような構造を成していますね~
って、風の又三郎の内容は、ほとんど覚えてませんけど。
あれ、なんで又三郎なんだっけ。
ああ、フォークナーの短編集。
これは風のように消えてゆかず、
見えないところではありますが、ちゃんと整理されていたので発見できました。
ミシシッピー州で生まれ、アメリカ南部での犯罪を斬新な手法で描くフォークナー。
ミシシッピーといえば、
『ミシシッピー殺人事件』なんていうタイトルの難解なファミコンソフトがあったような……
ドアを開けるとナイフみたいなのが飛んできて、探偵が死亡するんですよね~
頭が混乱してきたので、ここで止めておきます。
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